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             「レース」

洋服を扱っている限りこの単語とは事あるごとに付き合うように
なる。言ってしまえばどこもがレースを配したアイテムを作る。
それは僕も重々知っている、でも魅かれるものとそうでないもの
とがある。

こういうものは説明を聞かなくてもどこか違いが伝わってくるもの
だ。







Veritecoeurのワイドパンツと合わせる。



15jyugoのシャンブレーワンピースで塩加減を加える。












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とあるヨーロッパの町。オレンジ色の街灯がぼやけた影を作る。
どこかで食事をしようとガイドに載っていない小路を歩くと
なにやらボロ布とも思えるような生地を山積みにしてある、店
らしきものがあった。どうやらアンティークショップのようだ。



ボロ布とアンティークと思われるガラクタの数々の隙間に
不意に現れたツイードのワンピース。



襟裏とポケットのフラップの裏にはレースを施してある。



後姿にも気をくばっていてシャーリングが入っている。



これも旅先での出会いだ。このまま帰ったら後悔するだろう。
そう思い、店の主人を探した。

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そんなストーリーをこのワンピースは思わせてくれます。
残したくなるか、ならないか。
それが洋服の価値観のうちのひとつなのは間違いないと思う。
そんな気持ちにならないといくら耐久性の高い洋服で何年も
変わらず丈夫であっても意味がない。
着ることが出来ても「いらない」と思ったら残したくなんて
ならないだろうから。



このブランドは今では殆ど流通していないクラシックリバーレース
等を使う。もちろん最新の編み機を使えばもっと精巧なレースは
作れる。ここで使われるのは高い技術ではかえって出せない風合い
のレースだ。編み機が古いと低速で、その編み機の癖を使いこなせる
職人も必要になる。いつまでも入手し続ける事も考えにくい。

最新の編み機であれば誰が使っても同じものが出来上がる。
時代が進んで便利な反面、面倒で独特なものは置き去りに
なってしまう。

イラストレーターを使った絵と、何度もデッサンを繰り返し技術を
身につけやっと出来上がった絵との差のようなものだ。


何枚でもプリントアウトできるものより、裏付けのある絵。

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