02.20 、「意外さ」

街の店と郊外の店の違いは、「意外さ」があるかない
かというところにある。


この店をオープンしてひと月経たないころ、小学５年
ぐらいの女子が入ってきて、ウィンドウのところまで
行き、ディスプレイの横から外にいる自転車を押して
いる女子に向かって手を振って出て行った。

先日はまたちょっと違う「意外さ」が来た。

その日は寒い寒い日だった。
中学生ぐらいの女子が一人で入って来た。
入って来ても何するでもない、洋服見るわけでもない、
ストーブの近くに突っ立っているだけ。

聞くと寒いから入って来たようだ。入った理由が意外
過ぎる、、もっと厚着すればいいのに。
中学一年水泳部、自分以外の部員は男子のみ
という状況らしい。かといって男勝りな感じではない。
学校ではいじめはないようだが、２年は少し悪いのが
いるという事だった。

あまり話が続かないので「カットゥンは人気ある？」
と聞くとあれはカトゥーンというグループらしい。
人気はそれほどないようだった。
人気なのは「蜂蜜とクローバー」と「鹿男」と言って
いた、妙な名前のグループだと思っていると、それは
ドラマの題名だった、しかしどっちもどんなドラマか
想像できない、、
それから「コスタに行く」との事で帰った。
会話の切り上げ方が唐突だった。

郊外の「意外さ」でした。