洋服を量産するうえでの改良というのは、「効率」だ。
その効率化をするうえで置き去りにされていくのは
やはり非効率な技術と非効率な縫製方法。
縫製においての「古きよき」という言葉は、その置き去
りになり、使われなくなった非効率な手段に使ってあげ
ないといけない。
今ごろ、もしくは今更、その手段を使い洋服を作って
いる世渡り下手がいる。
この仕事をしていると、そういうやつを放っておけない
のである。
とはいえ、僕はそういう懐古的な手段のみを賛美するよう
な気は全くない。
でも放っておけないのである。
僕らがいるポジションのような店がそれをお客さんにお薦め
して、こういう物もあるんだと認識してもらう努力をしないと
こういうカタブツは誰にも認めてもらえず消えていってしまう。
それは本当は明日ぐらいに着く予定がなぜか本日届く。
せっかく今日届いたのに、こんな深夜に紹介するのもどうかと
お思いの方、すみません。
なんと言いましょうか、包みから凝ってるやつです。
生真面目というか、、
商品を送って来るにしてもこんな具合です。
↓この包みを開けると、、、、、、、、また↓これが出てきて
daska / roc'a webshop
それをあけると↓こんなんで、 伝票の入った封筒も↓こんなです。
そして目的の中身は↓これ。
僕は彼の作る洋服を見てこの映画を思い出した。
18世紀かいつかのパリが舞台の奇妙な映画。
その中で階級の低い人たちの衣装が妙に良かった。
ポケットは構造を活かし、上からと横から使える。
補強はレザーを使用。ポケットの入り口は少々ドロップする
のも計算されている。
分かりにくい部分、裾は三つ折りでごわつかせず、二つ折り
で肩のシームでつないでいる、要するにコート2枚分の生地分量。
非効率だ。↓
襟腰には何本もステッチを這わせ、腰のない生地でも襟の表情
を損なわないようにしている。
ボタンは丸みを帯びたウッドボタン、一つ一つ墨で染められている。
その面倒の甲斐あって既に歴史を帯びたツラになっている。
ベルトはボタンで留めるようになっていて、
前身ごろまで届くようになっている。
こいつがdaska。
すべての縫製を一人でこなしている、当然追加生産には融通が
きくわけではない、儲からない道を選択してしまっている愛すべき
やつである。
その効率化をするうえで置き去りにされていくのは
やはり非効率な技術と非効率な縫製方法。
縫製においての「古きよき」という言葉は、その置き去
りになり、使われなくなった非効率な手段に使ってあげ
ないといけない。
今ごろ、もしくは今更、その手段を使い洋服を作って
いる世渡り下手がいる。
この仕事をしていると、そういうやつを放っておけない
のである。
とはいえ、僕はそういう懐古的な手段のみを賛美するよう
な気は全くない。
でも放っておけないのである。
僕らがいるポジションのような店がそれをお客さんにお薦め
して、こういう物もあるんだと認識してもらう努力をしないと
こういうカタブツは誰にも認めてもらえず消えていってしまう。
それは本当は明日ぐらいに着く予定がなぜか本日届く。
せっかく今日届いたのに、こんな深夜に紹介するのもどうかと
お思いの方、すみません。
なんと言いましょうか、包みから凝ってるやつです。
生真面目というか、、
商品を送って来るにしてもこんな具合です。
↓この包みを開けると、、、、、、、、また↓これが出てきて
daska / roc'a webshop
それをあけると↓こんなんで、 伝票の入った封筒も↓こんなです。
そして目的の中身は↓これ。
僕は彼の作る洋服を見てこの映画を思い出した。
18世紀かいつかのパリが舞台の奇妙な映画。
その中で階級の低い人たちの衣装が妙に良かった。
ポケットは構造を活かし、上からと横から使える。
補強はレザーを使用。ポケットの入り口は少々ドロップする
のも計算されている。
分かりにくい部分、裾は三つ折りでごわつかせず、二つ折り
で肩のシームでつないでいる、要するにコート2枚分の生地分量。
非効率だ。↓
襟腰には何本もステッチを這わせ、腰のない生地でも襟の表情
を損なわないようにしている。
ボタンは丸みを帯びたウッドボタン、一つ一つ墨で染められている。
その面倒の甲斐あって既に歴史を帯びたツラになっている。
ベルトはボタンで留めるようになっていて、
前身ごろまで届くようになっている。
こいつがdaska。
すべての縫製を一人でこなしている、当然追加生産には融通が
きくわけではない、儲からない道を選択してしまっている愛すべき
やつである。
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無題
検索をしていてたどり着きました。初めまして。
daskaは自分の大好きな服なのですが、そのわりには扱い店舗も情報も少なく(つまり、ネットを通じて知人に勧めることができない)、もどかしく思うことがよくありました。
それだけに、これだけ画像が豊富で、しかも通販購入も出来る(ようになる)というのが、嬉しくてたまりません。
daskaに限らず、いろいろな服と出会えるのを、また楽しみにしています。
daskaは自分の大好きな服なのですが、そのわりには扱い店舗も情報も少なく(つまり、ネットを通じて知人に勧めることができない)、もどかしく思うことがよくありました。
それだけに、これだけ画像が豊富で、しかも通販購入も出来る(ようになる)というのが、嬉しくてたまりません。
daskaに限らず、いろいろな服と出会えるのを、また楽しみにしています。
じゃりねこさま
>検索をしていてたどり着きました。初めまして。
>
はじめまして、検索で来ていただきコメントまで
頂いてありがとうございます。
daskaは、おっしゃる通り扱う店舗は少ないと思います。
逆から言うと少なくしか取引ができないということなのです。
付属も型紙も多く、縫製も非常に複雑なので工場発注はどこも
断られると思います。
どこかで妥協すればよいのですが、そうするとこのブランドの持つ
「何か」
がなくなってしまうのも実情でもあります。
ただ,小規模な私たちのやっているようなお店がこういう「もの作り」
を真剣にしている人と一緒にやっていかなくてはちゃんとしたものを
作る人がいなくなってしまいます。
私もこのブランドがどこまで見ている人に伝わるか、楽しみです。
よりわかりやすくお伝えしていきたいのでまたご意見お聞かせ下さい。
>
はじめまして、検索で来ていただきコメントまで
頂いてありがとうございます。
daskaは、おっしゃる通り扱う店舗は少ないと思います。
逆から言うと少なくしか取引ができないということなのです。
付属も型紙も多く、縫製も非常に複雑なので工場発注はどこも
断られると思います。
どこかで妥協すればよいのですが、そうするとこのブランドの持つ
「何か」
がなくなってしまうのも実情でもあります。
ただ,小規模な私たちのやっているようなお店がこういう「もの作り」
を真剣にしている人と一緒にやっていかなくてはちゃんとしたものを
作る人がいなくなってしまいます。
私もこのブランドがどこまで見ている人に伝わるか、楽しみです。
よりわかりやすくお伝えしていきたいのでまたご意見お聞かせ下さい。